2009年10月15日木曜日

柏島⑥ 最終回

とりとめもなくBLOG upしてきましたがとりあえずこれにて柏島は締めましょう。

他にもたくさん撮ってきましたが、ちょっとネタとして古くなってきたので・・・。

おそらくイレズミハゼ属1種-2



綺麗に背景と同化していて、しかも狭~い所にいてくださるのでとても苦労しました。

コクテンベンケイハゼと思って撮影していましたが、

帰って図鑑で調べるとどうやらイレズミハゼ属1種-2と思われます。

違いは尾びれの模様なのでこの写真では見分け辛いです。

ただし、「日本のハゼ」によるとベンケイハゼの未成魚である可能性も指摘されています。

今後の研究が待たれますね。

待たれますよね?

・・・。

あれ?どうでもいいですか?


そして、ラストダイブで選んだ被写体はコレ!

ホムラハゼ






待ち時間は30分ほど。

出会いは約1秒。

1個体のみしか確認されていないポイントでしたので2人のうちのどちらかが狙います。

その権利、いただきました。

ガイドのSAYOさん、スレートに「ホムラの穴」と書きます。

「ホムラ」ではなく「穴」です。あくまで。

で、私は近くにいるガンガゼ達を追い払い自分の居場所をキープします。

次に、カメラの位置を決めます。

かなり小さな隙間なので狙える場所はピンポイントだけ。

で、決めたら写真を撮ります。

そう、穴のね。

ストロボの位置や露出の確認です。

で、あとは待つだけ。

身じろぎもせず。

運よく30分後に1秒ほど出てきました。

到底良い写真とは言えませんが、観ました。

唯一の1枚です。

出てこないこともよくあります。

なので観れただけで

満足。




撮影地:柏島
 
 

2009年10月13日火曜日

柏島⑤

イソギンチャクモエビ



特に珍しい被写体ではありませんが、ちょっといい場所にいたので撮ってみました。

他の個体も周りにわさわさいました。

しゃちほこのようで名古屋人としては撮っておかなくてはいけない被写体か?

ジュッテンイロウミシ



なんというか美しいです。

ジェリービーンズみたい!って思いました。

が、実際のジェリービーンズの写真を見るとこちらの方がずっと美しい。

10mmと15mm程の2個体がいました。

イガグリウミウシ



でこちらは金平糖か?

ちょっとこじつけっぽいね。

今回みたウミウシはこの2種。

どちらも綺麗でした。

そして小さい。

イガグリウミウシも15mmぐらいだと思います。

ま、ウミウシとしては小さいサイズではないのでしょうけど・・・。




撮影地:柏島
 
 

2009年10月8日木曜日

柏島④

柏島初登場は

オヨギベニハゼ


いるところでは普通にみられるのですが、柏島では「初」ということでスタッフさんも興奮です。

(この日発見したわけじゃありません)

「初」といえばわたくし、イタチウオ初でした。



初だと言ったら逆に驚かれてしまいました。

ま、人それぞれ意外なものを見たことがなかったりします。

スタッフのSAYOさんは「ニチリンダテハゼ」見たことないって言ってたし!

ダイビングの面白さだなぁ。

10000本潜っても、10本しか潜ってない人が見たものを見たことがない場合もあるわけだし。

ナガシメベニハゼ



少し前まで1種の12でしたが和名がつきました。

眼の周りがとても印象的です。

そして、

ホシクズベニハゼ



これも最近まで1種の1でした。

研究が進められつつある分野なのでしょうね。

眼と眼の間にある稲妻みたいなのがポイントです。

写真は撮れなかったけど、1種の9も確認されています。

すごいんですよ!

他にもオオメハゼやオキナワベニハゼ、イチモンジハゼなんかの普通種も盛りだくさんでした。

あ、興味ない人にしてみたら「ベニハゼ」でくくられちゃうでしょうけど。


撮影地:柏島
 
 
 

2009年10月4日日曜日

柏島③

BLOG up 応援TELをいただいたので頑張ってみよう・・・。

ヒレナガネジリンボウ





もはや普通種?

結構いろいろな場所で見ました。

それに比べてネジリンボウは今回1個体も確認できませんでした。


若干青かぶり気味ですがヒレ全開♪

何が難しいかって寄るのが難しい。

基本的には1つの個体をいろんな人が撮るって刷り込みがあるんだよね。

だから引っ込まさないように離れ気味で撮ってしまいます。

結果→青かぶり。

貸切なんだから引っ込ませばいいんだけどね。思い切って!

小心者なもんで。

いつも言われます。バディに。

「離れすぎ!」って・・・。

もちろん写真はトリミングしてます。

ちなみに絞りはF8ぐらいかな?確か。

1つの被写体で3つぐらいは絞りをいじって撮影してます。 余裕があれば。

何故なら経験値が低いから。

要は練習?

ヒレナガネジリンボウで・・・。

贅沢。


ヤノダテハゼ



エビがすっこんじゃったのが残念。

これは多分F5.6ぐらい?だったと思う。

ハゼ1匹にピントがあってないでしょ!

眼にはピントがきてるけど、尾びれは完全にぼけてる。

これは狙ってるんだけど・・・。

でもヤノダテハゼって尾びれがメインじゃない?

だから言ってみたら失敗ですわ。

もうちょっと絞って尾びれにもピンがきてた方が良かった!


女子好みのほわっとした写真を撮りたかったわけですが

被写体選びも大事ってことですな~。

カメラってムヅカシイです。


今回はちとマニアックなお話になってしまった。

コレを載せる直前にキム猿 氏とカメラのお話をしていたもので・・・。




撮影地:柏島
 
 

2009年10月2日金曜日

柏島②

「柏島」と書いていますが、実際に潜っているのはほとんど「一切」地区のポイントです。

今回潜ったポイントは

1日目
 1本目 ヒラバエ
 2本目 センジハマ
 3本目 ヒラバエ

2日目
 1本目 センジハマ
 2本目 サルガウド ベニハゼポイント
 3本目 後の浜 NO.1.5

3日目
 1本目 センジハマ
 2本目 サルガウド
 3本目 バンドウバエ

の9ダイブ。

このうち「柏島」地区は「後の浜」の1本だけ。

私達がお世話になっているk’sさんは「一切」地区唯一のダイビングショップ。

「柏島」にあるショップの皆さんも実は「一切」のポイントに潜りにきているのです。

k’sさんへは今回で8回目。

かなりレアなホタテツノハゼ



ですら、今では興奮することもなく必ず会えるものと認識してしまっています。

贅沢・・・

キツネメネジリンボウ



今回、一番の目標だったのですが残念ながらホバリングはしてくれませんでした。

約28mあたりで見られるほぼ柏島の固有種と言っていい超レアなハゼです。

でも、連休をずらしているのでmyハゼです。

コンピューターの許す限り粘ってOK。

贅沢・・・



撮影地:柏島
 
 

2009年10月1日木曜日

柏島①

恒例のお彼岸柏島ツアーへ行ってまいりました。

今年は5連休だったため、お客さんがいっぱいだったようです。

「ようです。」というのは、あまりにいっぱいすぎて予約がとれず23~25日の3日間に潜ってきたからです。

連日2艇のボートに20名程、3ダイブ。×2セット。

つまり、スタッフは6ダイブ。

1組が潜って休憩中にもう1組が潜る。

という恐ろしい状況。ゆっくり写真を撮るって感じではなかったと思います。

で、私達が行った23日も午前中こそ15名程お客さんがいましたが、午後から25日までずっと貸切でした。

しかも、前日まではニゴニゴだった海もめいっぱい回復して、30mは抜けているだろうと思われる海はいつもの柏島とは全く違う海に見えました。

そんな中で3ダイブを3日間、じっくり潜ってきました。

そして魚のことを教わったり、写真のことを教わったり、新しいカメラをそそのかされたり・・・。

とっても楽しかったのでした。



アケボノハゼ



天皇陛下が命名したと言われるアケボノハゼ。

とても美しくてレアなハゼですが、柏島では20m~25mぐらいでほぼ確実に見ることができるのです。

残念。

本当はこう撮りたかった。↓



こんな風に第一背鰭が開いている時がシャッターチャンス。

もしも深場にしかいないレアなハゼだったらこのハタタテハゼもとっても人気者だったことでしょう。



撮影地:柏島